Airplane

ブラジル、 ”紫水晶・アメジスト鉱山ツアー” に出かけましょう。

(当館オーナー、加藤 武 がご案内いたします。)

ブラジルは、南米大陸の大半を占め、その国土面積は日本の約23倍、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルー、コロンビア、 ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナと国境を接している。 首都はブラジリア。

ブラジルは丁度、日本の裏側にあります。日本から地理的には一番遠い国ですが、心情的には一番近い国です。

日本以外の国で日本人が一番多く住んでいるのがブラジルです。

Map of Brazil

もう100年も前から日本人の移民が始まり、いまでは3世、4世、5世の時代で、その日系人口は100万人を越えます。

日系人の大半は南部サンパウロ州に住んでいます。そしてサンパウロ州はブラジルで一番経済的に進んだ州で、サンパウロ州の商工業生産はブラジルの約半分を占めます。

州都サンパウロ市はブラジル最大の都市で、周辺の市を入れますメガロポリス サンパウロの人口は千五百万人の非常に大きい都市です。

サンパウロへは現在直行便はありません。北米、或いはヨーロッパ経由でフライトを二つ、三つ乗り継がなければなりません。
その合計搭乗時間は約24時間です。

この24時間のあいだに12時間の時差があります。サンパウロへ着くころにはもうお尻が痛くていたくて、、、

ブラジル、リオグランデ ド スル州
Map of Ametista Do Sul Brazil

私(当館オーナー、加藤 武)が訪問したアメティスタ ド スルはブラジルのリオグランデ ド スル州の西端、アルゼンチンとの国境近くにある小さな村です。

リオグランデ ド スル州(日本人は南大河州と呼びます。)はブラジルの最南端に位置する大きな州で、その南はウルグアイと、西はアルゼンチンと国境を接します。

ドイツ系移民の多い州として知られ、牧畜業が盛んな所です。
ブラジルでは豊かな州の一つで、この州の住民は”ガウショ”(男性)、”ガウシャ”(女性)と呼ばれます。

サンパウロから陸路、約1,200Km、リオグランデ ド スル州へ、

ブラジルのハイウエイ ブラジルのハイウエイ ブラジルのハイウエイ

アメティスタ ド スルはサンパウロからは南西に位置し、その距離は約1,200KM以上あります。(上の地図を参照してください。)
サンパウロ州の南、パラナ州、サンタカタリーナ州を横切ってリオグランデ ド スル州に入ります。

サンパウロから走り続けで丸々二日間かかりました。遠い遠い所です。

途中、立ち寄ったイタリアンレストラン"Coza Nostra"、ラザニャがとてもおいしかった!! 笑顔 笑顔 笑顔

ブラジルのハイウエイ ブラジルのハイウエイ ブラジルのハイウエイ

ブラジルの道路は、BR-XXX(連邦道、日本でいう国道)とSP-YYY(州道、日本でいう県道)が主要道路です。
BR-116はブラジル連邦道116号線、RS-158はリオグランデ ド スル州道158号線になります。

道路網はサンパウロ州がやはり一番発達しており、連邦道は上下線分離され、片側2車線、3車線の高速道路タイプですが、 他の州の奥地へ行きますと、たとえ連邦道であっても写真のような片側1車線の両側通行が大半で、トラックや遅く走っている車などをいかに追い抜くかに気を使います。

国土が広い為かブラジルの川は非常に大きく、広く、そしてゆったりと流れます。場所によっては湖のようにも見えます。

右の写真は、ブラジルの街道のガソリンスタンドです。
ブラジルを車で旅行する場合、100KM 以上ガソリンスタンドが無い所もあり、ガソリンの残量には気を付けなければなりません。
私はガソリンメーターの残量が1/4になったら、次のガソリンスタンドで給油するよう心がけています。

いよいよアメティスト ド スル、紫水晶・アメジスト鉱山です。

Frderico Westphalen

アメティスト ド スルは小さな村です。

一番近い町は"Frederico Westpahlen"、フレデリッコ ウエストファーレンという町です。

リオグランデ ド スル州はドイツ系移民の多い州ですので、その奥地のこの町の名前も、ドイツ語のようです。

この町のホテルに2泊しました。

ホテルから撮った町の様子です。ブラジル奥地の小さな、そして奇麗な町です。

フレデリック ウエストファーレンの町からアメティスタ ド スルの村へ行くには川を渡らなければなりません。

小さな町から小さな村へ、その間に川があって ”橋” がありません。

そこで活躍するのは、”ブラジル版・超近代的(?)なフェリーボート”です。

ボートは大型モーターボート用のエンジンで動かし、船が下流に流されないよう、空中にスチールワイヤーを張って、それをガイドにして反対側へ到達します。

いいですネ!!、この様な風景、私は好きです。

FerryBoat
AmetistaDoSulEntrance

アメティスト ド スルへの入り口です。

紫水晶・アメジストの村、その名の通り、"Ametista Do Sul" 村です。

看板にある、”BEM VINDO" はポルトガル語でウエルカム、ですから ”ようこそアメティスタ ド スルヘ!!”、です。

さあ、坑道へ入りましょう。

坑道01

紫水晶・アメジストの坑道の入り口です。

左二人は抗夫、恐らくまだ20歳くらいでしょう。若いです。

右端はカルロス、紫水晶・アメジストの専門家で私のサンパウロでの取引業者です。

坑道02

坑道内へ入りました。

坑道の高さは場所にもよりますが、2メーターから3メーター位、幅は後でご覧頂きますが、瓦礫を運び出す為の車が 通れるように3−4メーター位あります。

坑道内で使用するランプの為の電気配線、そして岩を崩す為の掘削機用の高圧動力電源用配線も引き込んであります。

坑道03

左、私 加藤 武です。
ブラジル人は私の事を、”サムライ ジャポネーズ” と呼びます。
どうぞよろしくお願い致します。サムライ

坑道内は防空壕のようなもので、そしてその中は平坦です。

金銀や他の鉱山のように坑道が地下深くもぐっていくような事はありません。

ダイナマイトを仕掛け、爆破して坑道を奥へ奥へと広げていきます。

坑道の中です。紫水晶・アメジストはどのように見つけられ、発掘されるのでしょう?

坑道壁のアメジスト01

紫水晶・アメジストの鉱山と言いましても、紫水晶・アメジストだけがある訳ではありません。
むしろ他の岩石の方が圧倒的に多く、その中に紫水晶・アメジストが見つかる、あるいは見つけるわけです。 ダイナマイトで爆破した状態で紫水晶・アメジストが二つ見つかりました。

紫水晶・アメジストは、その外形はサツマイモのような丸い形をしており、その中が中空状態で、その内壁に紫色の結晶が群生しています。
ですからこれら二つの石はその半分近くがダイナマイトで他の岩石とともに爆破されて、残りがまだ坑道の壁に埋もれた状態で見つかったわけです。
その爆破で飛び散った岩石や、砂等で、ご覧のように砂だらけで現れています。

坑道壁のアメジスト03

爆破した状態で、運よく紫水晶・アメジストの表皮が壊れていない状態で、そしてそのほとんどが未だ坑道の壁に埋もれたままで見つかりました。
この様に完璧な状態で石が見つかった場合、紫色の質の良い石に限り、この石を壊さないように手作業で、その周りの岩石を金槌と鉱石用のノミを使って崩して取り出します。
でも表皮の損壊が無い、その石の内壁に群生しているの結晶の色(紫色)、結晶の質がどうして判るのでしょうか?
それは、この画像で、青い色の表皮の中央部、少し左に小さい丸い凹みが見えます。
ここにその秘訣がございます。
その秘訣につきましては、次の抗夫の作業場のコーナーでご説明いたします。

坑道壁のアメジスト02

紫水晶・アメジストの巨大な石、その大半がまだ坑道の壁の中に埋もれたままで見つかりました。

紫水晶・アメジストの自然のままの表皮はこのような青色をしています。

上部は爆破の影響で表皮の一部が壊れ、中の紫色の結晶が出ています。
下部も砂が被っていて良く判りませんが、白く丸い所が壊れてしまっているようです。

この石のような巨大な物は、その質にかかわらずこの石を壊さないように手作業で掘り出します。その理由はそのサイズだけでも商品化できる可能性が高いからです。

坑道壁のアメジスト04

坑道の壁にもう一つアメジストを見つけました。
爆破で半分くらい表皮の部分が壊れてしまったようです。
でもこのままで、アメジストドームが一つ取れそうです。

坑夫が懐中電灯を使って、結晶の質を直接調べています。紫色の濃い、良質の石のようです。
質の良い物であれば手作業で取り出します。あまり質の良くないものはそのまま、次のダイナマイトの爆破で取り出します。
ハンマーと鉱山用ノミを使っての手作業は大変なのです、ですから質の良い物だけを手作業で取り出すわけです。

キリスト教版神社

坑道の中途にマリア像、そしてローソクが飾られている所がありました。抗夫がお祈りをする所です。
ブラジルは世界最大のキリスト教、カトリックの国です。特に奥地に住む人達の大半は敬虔なカトリック信者です。
特にこのような鉱山で危険な仕事に携わる人達にとっては、神様のご加護は絶対必要な物だと考えています。

日本でも漁師さんたちが出漁中の無事を祈る神社を建て、出漁の前にお参りするのと同じですね。

瓦礫運搬車

坑道をダイナマイトで爆破するとき、沢山の瓦礫、岩石が出ます。

それらを運び出す為の車です。後ろに荷台がついています。

実はこの車、フォルクスワーゲンのかぶと虫なのです。中古車のカバーを全てはずした物です。

坑道の中は狭いので、この様な小さな車を使っているようです。

瓦礫運搬車

坑道から運び出した瓦礫、岩石の捨て場です。その後ろは谷になっています。
フォルクスワーゲンのかぶと虫を改造した車が小型ダンプカーの役目をします。

この捨てられた瓦礫、岩石が谷をはさんだ反対側にあるアメジスト博物館から良く見えます。
そこで紫水晶・アメジスト鉱山の、ある面白い現象、事実を見る事ができます。

その件につきましては次の博物館のご紹介の際、ご説明いたします。

抗夫達の仕事場 兼 貯蔵所をご案内しましょう。

作業場01 作業場07 作業場05

抗道から取り出された紫水晶・アメジストは、アメティスタ ド スルの村にある、抗夫達の作業場 兼 貯蔵所へ運ばれます。
写真のようにダイナマイトの爆発で壊れてしまった物、壊れなかった物、全てです。
彼らはここで計量し、それぞれの石をその ”質” によりクラス分けして、彼らなりの価格をつけ、紫水晶・アメジストを商品化するための作業を行う工場へ売り渡します。

壊れてしまった石は ”裸石” として、そして壊れなかった物は ”紫水晶祠・アメジストドーム” 用としてそれぞれ1キログラム当たりの卸価格 (”キロ単価の卸価格”) が付けられます。
ここで彼らにとって一番大事なのは、1キログラム当たりの卸価格です。これが彼ら、抗夫の収入に直接響くわけですから、、、

この ”キロ単価の卸価格” に影響するのはその石の紫水晶・アメジストの ”結晶の質” です。

”裸石”として売られるものはそのまま紫色の結晶が見えるわけですから、その結晶の質を見極めるのは簡単です。
では、”アメジストドーム”用の壊れていない石、閉じている石はその中空状態の内壁に群生している結晶の質を、どの様にして見極めるのでしょうか?

ここで、先ほどの抗道内の二番目の写真説明の中で、表皮の損壊が無い、その石の内壁に群生しているの結晶の色(紫色)、結晶の質がどうして判るのでしょうか?
それは、この画像で、青い色の表皮の中央部、少し左に小さい丸い凹みが見えます。ここにその秘訣がございます。

と書きました。

ではその秘訣をご紹介しましょう。

坑道壁のアメジスト05

貯蔵所に運ばれた、この大きな石の写真でご説明しましょう。
でもこの大きな石、”魚” のようにも見えますね?

この”魚”の目のような丸い穴、これは坑道の中で抗夫によって開けられた穴なのです。
私(加藤 武)が差し込んでいる物は、針金の先に小さなランプが付いています。
これで中の空間の大きを見る事で、どれくらい大きな石なのかを判断します。

それにしても私は真っ黒ですね?ブラジルは紫外線が非常に強いのです。そして私は、”XX” の皮が厚くないので、ブラジルにいる時はすぐ日焼けして何時もこの様に真っ黒です。
(”XX”は ”面、つら” と訳します。) Face Face Face

非常に大きな石であれば、そのサイズだけでも商品価値があり、と判断し、手間・時間がかかっても手作業で掘り出します。

次に結晶の色、艶、つまり結晶の質を見るわけです。
その結果、結晶の質が非常に良い場合、やはり手間・時間がかかっても手作業で取り出します。
この判断で商品価値の低い物、とみなした場合はそのままにしておいて次のダイナマイト爆破の際、掘り出します。

でも、この石の場合、下部にダイナマイトの爆破による損傷により、口のように開いている部分があります。
ここから針金の先のランプを差し込めば、中が、そして結晶の質が判るのではないか、敢えて丸い穴を開ける必要は無いのではないか、と思われるかもしれません。

しかしこの写真は、既に掘り出された後の状態ですからそのように言えるのであって、坑道で見つかったときには、丸い穴の開いている部分だけが坑道の壁から露出していたのかも知れません。
この石のその他、大部分が、他の岩石や土砂などで埋もれた状態だったと考えると、、、
ですから抗夫は紫水晶・アメジストの外側の青い色をした表皮を見つけると、最初にそれに穴を開けてそこからランプを差し込んでその石をチェックをする訳です。

もちろん、このチェックの為に開けられた穴は、後ほど工場でふさぐ補修作業が行われます。

一攫千金

その石の ”質” という事について、もう少しご説明します。

丸く開けた穴から、その石の内壁に群生している結晶を見たとき、たとえば結晶の色が綺麗な紫色ではなく、白くて、あまり高く売れるような物ではなかった、とします。
この場合は大変な手間、時間を掛けて手作業でこの石を取り出す事はせず、次回のダイナマイトの爆破により取り出す、その爆破で壊れてしまった物は ”裸石” として売られる、いう事は先述しました。
もしこのチェックの結果、紫色が綺麗で、紫水晶・アメジストのドーム(祠)として売れる物、と判断した場合は、手作業でこの石を掘り出す、という事も先述しました。
当店で販売しております紫水晶・アメジストはドーム(祠)、裸石ともこの様なチェックの上、商品化されたものです。

もう一つ、この石の発掘から商品化までの過程に携わる人々にとって、もっともっと重要な事があります。
紫水晶・アメジストは2月の誕生石ですね、そして女性が好まれるネックレス、指輪等にも使われる宝石・ジュエリーの一つである事は皆さんよくご存知だと思います。
もし坑道の暗いところで、丸い穴を開けて、小さなランプでその石の内壁に群生している結晶が綺麗な紫色をしていた、もしそれが宝石・ジュエリーレベルの非常に質の高い、良い結晶だったとしたら、、、

その石の内壁にはもちろんその石の大きさ、サイズにも寄りますが、何千粒、何万粒という沢山の結晶が一つの石の中にあるわけです。
その一粒一粒の結晶が、宝石・ジュエリーに加工されるような質の良い物だとすれば、それが何千、何万という ”金の卵” になり得るかも知れないのです。
それでしたら誰でも一粒の結晶も失いたくはありませんね?その場合は手作業でその石を壊さないように掘り出します。
結晶が宝石・ジュエリーレベルの質かどうか、は暗い坑道の中では判断出来ませんから、その作業はこの作業場で行われます。

ですから結晶の質によって見つかった石を手作業で掘り出すか、ダイナマイトで爆破して掘り出すか、それを事前に見極める、判断するということは非常に大事な事なのです。
坑道の中で見つけたたった一つの石が見ただけでは何の変哲もない外側が青い色をした紫水晶・アメジストであったとしても、その中にあるたくさんの結晶が、 もし宝石・ジュエリーレベルのものであれば、とてつもない金額の商品になりうるかも知れないのです。

日本語では鉱山で石を掘る人のことを ”山師(やまし)” と言いますね。
山の中で働くから ”山師(やまし)” 、言いえて妙ですが、別の意味もあります。 英語では Speculator 、一攫千金を狙う、という意味ですね。
ブラジルのこのような鉱山で働く人達、大変な重労働で、危険な仕事、低賃金で働かなければならない、などなど、、、
でもこのような夢があるからこそ、たとえ悪条件の中でも働けるのだと私は思います。

作業場06 アメジスト村01 アメジスト村02

左の写真は抗夫の作業場、中央の写真は、アメティスタ ド スル村の中心にある教会です。
ブラジルはキリスト教、カトリックの国です。 どのような小さな村でも、その中心には必ず教会があり、その前には村人が集まる広場があります。 のどかな生活ぶりを見る事ができます。

私の紫水晶・アメジストの取引業者、カルロスとお昼を食べました。
ブラジルのシュラスコと言われる肉料理です。サラダと彼の顔より大きい肉の塊でした。

アメティスタ ド スル村の ”紫水晶・アメジスト博物館” へご案内しましょう。

紫水晶・アメジスト博物館01”

アメティスタ ド スル村へは沢山の人が訪れます。
観光客、宝石・鉱石のお好きな方、そして学校の生徒たちも遠足・社会見学で、もちろん宝石・鉱石をビジネスとしている人も来られます。
来訪される方の為に数年前、この ”紫水晶・アメジスト博物館” が作られたそうです。


鉱山パノラマ

入館する前に、この紫水晶・アメジスト博物館から谷をはさんだ反対側に、私が訪問した紫水晶・アメジスト鉱山が見えます。
紫水晶・アメジスト鉱山のパノラマ写真・風景です。

前の坑道のコーナーの最後の写真のご説明で、
この捨てられた瓦礫、岩石が谷をはさんだ反対側にあるアメジスト博物館から良く見えます。
そこで”紫水晶・アメジスト鉱山の、ある面白い現象、事実を見る事ができます。”
その件につきましては次の博物館のご紹介の際、ご説明いたします。

と記述しました。

この件についてご説明しましょう。


このパノラマ画像の中央部から少し上に、瓦礫・岩石が谷へ落とされている所が見えます。緑一面の中に紫色をした砂の様な物が下へ向かって落ちているように見える所です。

これが紫水晶・アメジストの鉱山の坑道を掘る際に坑道から運び出された紫水晶・アメジスト以外の瓦礫・岩石なのです。

瓦礫運搬車 坑道の中のコーナーの最後に、この写真をご覧頂きました。
ボルクスワーゲンのかぶと虫をダンプに転用した車の荷台から、坑道から出た瓦礫・岩石を谷底へ落としていました。

この谷へ落とされた瓦礫・岩石が、博物館の前から谷をはさんでこのパノラマ風景のように見えるのです。


ということは、、、

このパノラマ風景で、瓦礫・岩石の後ろに鉱山の坑道への入り口がたくさんあります。
そして坑道内の3番目に写真説明で、坑道内は防空壕のようなもので、そしてその中は平坦です。

金銀や他の鉱山のように坑道が地下深くもぐっていくような事はありません。

と書きました。

私が何を言いたいか、といいますと、私には理由はわかりませんが、紫水晶・アメジストの鉱脈は ”同じ標高帯にのみある” という事を言いたいのです。
このパノラマ写真を見ていると、瓦礫・岩石が捨てられている所が右左2箇所にあります。そしてそれらは同じ高さにあります。
その後ろに坑道の入り口がたくさんあります。そしてそのたくさんある坑道の中は平坦で、他の鉱山のように地中深くもぐっていく事はない、と書きました。
私は他にも水晶の鉱山、金の鉱山、インペリアル トパーズの鉱山などにも行きましたが、坑道の中が平坦なところは見た事がありません。
坑道の中が平坦な、という事を不思議に思って、一緒にいた抗夫に聞いたのですが、彼は紫水晶・アメジストはこの高さの所にある、鉱脈はこの上にも下にも無い、だから坑道の中にもアップダウンは無い、という事でした。
そしてこのパノラマ風景を見て、なるほどと思ったわけです。

瓦礫・岩石が捨てられている所、同じ高さですね、ということはその後ろにたくさんある坑道も同じ高さ、そして坑道の中は平坦、そして、紫水晶・アメジストの鉱脈はこの高さにあり、その高さ以外、上にも下にも無い、ということを言いたいのです。

紫水晶・アメジスト鉱山の、ある面白い現象、事実を見る事ができます、と書いたのはこの事です。

紫水晶・アメジストはある一定の高さ、同じ標高帯にのみある、信じていただけますでしょうか? face face face

もちろん、この事実はこのアメティスタ ド スルの鉱山だけの事かもしれません。でもとても不思議です。 face face face

”紫水晶・アメジスト博物館” へ入ってみましょう。

紫水晶・アメジスト博物館06

紫水晶・アメジスト博物館の中へご案内いたします。

博物館の中にはアメティスタ ド スル村の説明やもちろん主要産業である紫水晶・アメジスト鉱山の歴史等の写真や説明パネル、 そしてこの鉱山から産出した紫水晶・アメジストが陳列してあります。

この写真の紫水晶、一つ一つの結晶が非常に大きく、そしてその色、テリ(艶)も素晴らしい物でした。

紫水晶・アメジスト博物館07

アメティスタ ド スルは紫水晶・アメジストだけが産出する鉱山ですが、この村のある州、リオグランデ ド スル州はメノウ(瑪瑙)もたくさん産出します。

ですからここを訪問されるか方のために、メノウ(瑪瑙)も沢山飾ってあります。

紫水晶・アメジスト博物館04

紫水晶・アメジスト博物館の後ろに、もう廃坑になった坑道があり、博物館の中から直接、その坑道の中へ入れるようになっています。

私が最初に訪れた坑道はまだ発掘を行っている現役の坑道でしたが、この博物館から入れる坑道は、いわばもう退役した坑道です。

ですから訪れる方への安全に対して良く配慮されており、そしてこの博物館の専門ガイドが付き添って、坑道内部の案内、説明もしてくれます。

私が訪問した時、小学生でしょうか、先生に引率された生徒達が訪れていました。

紫水晶・アメジスト博物館08

紫水晶・アメジストが坑内で発見される様子が良く判るように、十分な照明も備えられており、綺麗な写真が撮れました。

先ほどごらん頂いた、現役の坑道内での写真は、後で明るさ、コントラストをたくさん調整しなければなりませんでした。

当然と言えば当然ですね。

紫水晶・アメジスト博物館03

もう一枚、紫水晶・アメジストが他の鉱石・岩石の中でどの様に共生しているかが良く判る展示です。

現役の坑道内ですと、見つかる石はダイナマイトの爆発により砂だらけですが、この博物館の坑道にある石は綺麗に洗ってあるようです。

キラキラ輝いていました。

紫水晶・アメジスト博物館02

巨大な紫水晶・アメジストが搬出用の台車に乗せられていました。

高さ(長さ)2メートル以上、重さ何キロあるのでしょうか?

相当大きな石です。

この石だけは自然のまま、土砂まみれでした。

紫水晶・アメジスト博物館05

日本の観光地でも、見学コースの終わりは自動的に売店へ誘導されるようになっていますね?

地球の反対側、ブラジルも同じです。

見学者用の坑道を出たら、売店を通らなければ外へ出れないようになっていました。

ドイツ系移民の多いリオグランデ ド スル州、この女性店員もドイツ系のようです。

鉱山から掘り出された紫水晶・アメジストを商品化する工場をご案内しましょう。

紫水晶・アメジスト商品化工場01

このコーナーでは、最初に紫水晶祠・アメジストドームを基本に、どの様に商品化されるのか、順にご紹介いたします。

1) 原石の切断
2) 表皮、及び切断面の研磨
3) 洗浄
4) 表皮の塗装
5) 木台の製作作業

 

1) 原石の切断
紫水晶・アメジスト商品化工場05

大きな鉱石切断用の丸鋸で紫水晶・アメジスト原石を切断しています。

切断する時、石も丸鋸も高温になりますので、この大きな切断機は箱状になっており、その底には石を冷やす為の水が入っています。
丸鋸は切れ味を良くするため、そして冷やす為に油が補給される様になっています。
切断している作業員は、手袋は使っていますが、安全メガネ(ゴーグル)はしておらず、また切り屑や油、水などが顔にかかるのを防ぐ為には橙色の布切れだけ、 安全面などの考慮がされていません。
でもこれが後進国、発展途上国の現状・現実なのです。

2) 表皮、及び切断面の研磨
紫水晶・アメジスト商品化工場07 紫水晶・アメジスト商品化工場08 紫水晶・アメジスト商品化工場13

左の写真は原石の表皮を研磨しているところです。掘り出された原石の外側の面には凹凸等がありますので、手を切るなどの危険が無い様にその表面を粗研磨します。

中央の写真は、切断面を研磨している所です。丸鋸で切断された所はザラザラしておりますので、その部分を磨いて光らせます。

右の写真は大きな石の切断面の研磨をしているところです。石の大きさ・サイズにより中央の写真にあるようなグラインダータイプ、あるいは右の写真のようなベルトタイプの研磨機を使い分けます。

3) 洗浄
紫水晶・アメジスト商品化工場06 紫水晶・アメジスト商品化工場03 紫水晶・アメジスト商品化工場19

鉱山から掘り出され、切断され、そして表皮及び切断面を研磨された石は、左の写真でご覧のように砂岩や飛び散った研磨粉の為、汚れています。

それら汚れた石を、洗剤を使って綺麗に洗います。

4) 表皮の塗装
紫水晶・アメジスト商品化工場12

坑道内のコーナーでご覧頂きましたように、原石の表皮(外側)は薄い青色をしています。
それを掘り出し、そして表皮の粗研磨をした後は、そのままでは表皮はまだら模様であったり異なった色合いになっていたりします。
紫水晶祠・アメジストドームは、豪華な置物・装飾品として飾られる為、外形も美しくなければなりません。
ですから商品として出荷される前の最後の仕事として、外側表皮の塗装作業が行われます。
原石の表皮に近い色、あるいは少し黒目の色で塗装します

5) 木台の製作作業
紫水晶・アメジスト商品化工場10 紫水晶・アメジスト商品化工場11 紫水晶・アメジスト商品化工場14

次に、紫水晶祠・アメジストドームの原石の形状により、木台が必要な場合があります。
また鉱山でダイナマイトの爆破により、割れてしまった破片も裸石として商品化されますが、裸石そのまま販売される、または木台に立てるようにして販売される場合もあります。
ここでは、裸石を立てる木台の製造過程を例にとってご紹介いたします。

材料になる木は硬いものが使われます。
最初に立てる石の底の形をマークし、それをノミを使って彫ります。出来上がった木台は塗装にまわされます。

この工場ではまだ15−6歳の若い子がこの作業を行っていました。

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以上の工程を経て、鉱山からから掘り出された紫水晶・アメジストの原石が 商品化される準備が整いました。
紫水晶・アメジスト商品化工場15 紫水晶・アメジスト商品化工場16 紫水晶・アメジスト商品化工場17 紫水晶・アメジスト商品化工場18

日本のちょうど反対側で発掘された紫水晶・アメジストは、この様な色々な人の手を通って日本にやってきます。

私も実際、この鉱山を訪問して勉強しましたし、大変参考になりました。

紫水晶・アメジストがどの様に、どの様な所で結晶して、どの様に採掘され、そしてそれがどの様に加工されて商品になるのか、 そしてこの仕事にどれだけの人がかかわっているのか、その苦労、難しさ、そしてやはり他の水晶鉱山と同じように、多くの人が 劣悪な環境の中で働いている、豊かな日本では想像出来ないような事をたくさん見ました。

当ホームページ、そしてこの紫水晶・アメジスト鉱山訪問ページに来られた皆様に、少しでもお役に立てれば幸いでございます。

最後までご覧頂き、誠にありがとうございます。 当店店主 加藤 武

紫水晶祠・カペラデアメジスト 紫水晶祠・カペラデアメジスト 紫水晶祠・カペラデアメジスト 紫水晶祠・カペラデアメジスト 紫水晶祠・カペラデアメジスト 紫水晶・アメジスト原石 紫水晶・アメジスト原石 紫水晶・アメジスト原石 紫水晶・アメジスト原石 紫水晶・アメジスト原石

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ご 注 意 !!!
紫水晶・アメジスト商品化工場02

この画像、後ろの方に見えるボックスは紫水晶・アメジストを熱処理する為の機器です。
紫水晶・アメジストに熱を加えますと、この画像の様に結晶の紫色が黄色に変わります。

私がこの工場の人に聞いた所、ある特定の鉱山から産出した紫水晶だけが、この様な黄色になり、全ての紫水晶がこの様な色になる訳ではない、と言っていました。
その原因は色々な説がありますが、シトリン(黄水晶)はこの画像のような紫水晶の裸石と同じ形状で産出する事はありません。

ところが紫水晶・アメジストを熱処理したものが、シトリン(黄水晶)と偽って販売されているケースがあります。

宝石・鉱石の世界では、それをより美しくする為に手を加える、これは正当な行為として認められています。
例えば、アクアマリンが一番良い例です。
アクアマリンの原石はどちらかと言うと薄い青色をしています。原石そのものは決して魅力的なものではありません。
それに400−450度位の熱を加えると、それがその名の通りアクアマリン、海の水のように美しい青色になる事は良く知られています。

またブルートパーズもやはりその原石の色は薄い青色で、魅力的ではないのですが、それに放射能処理をして、その処置を施した所がわかるような ロンドンブルー(もちろんロンドンでその処理が行われた物)、や スカイブルー(ニューヨークで処理された物、だそうです)という名が付けられて販売されています。

手を加える、と言う事は研磨もそうですね、原石そのものは魅力が無くても、それに研磨という手を加える事により、その石がより魅力的になるわけです。

ダイヤモンドは原石のままでは美しい石ではありません。
しかしブリリャントカットに研磨されたダイヤモンドは、これに勝る宝石は無いほど美しい物です。

しかしアクアマリンにしろ、トパーズにしろ熱処理、放射能処理が加えられたとしても、アクアマリンはアクアマリン、トパーズはトーパーズです。石の名前が変わる事はありません。

問題は、紫水晶・アメジストに熱処理されたものが、違う石、 ”シトリン(黄水晶)という別の名前の石” として、より高い価格で販売される事です。
紫水晶・アメジストに熱処理をしたから、と言ってもシトリン(黄水晶)にはなりません。紫水晶は紫水晶、アメジストはアメジストです。

紫水晶・アメジストはその産出量が多く、宝石・鉱石の中では、決して高い石ではありません。
しかしシトリン(黄水晶)はその産出量が非常に少なく、水晶の中でも一番高価な石です。

安価の石に手を加えて、その名前をより高価な石の名前に変えて販売する、この様な事はあってはなりません。それは ”詐欺” です。

販売されている方で、この事を知らない方もいるようです。ご注意ください。


当ホームページでは、このコーナーでご紹介いたしました紫水晶祠・アメジストドーム、そして紫水晶・アメジスト原石・クラスターを
たくさんご覧いただけます。尚、 (50) は商品掲載数です。
写真、或いはタイトルをクリックしてご覧ください。
crdrex1 カペラ デ アメスジスタ・紫水晶祠(アメジストドーム) (50)
crdrex1 紫水晶・アメジスト原石・クラスター (60)

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